【製品情報】WTB「TCS 2.0」リム - グローブライドサイクルインフォメーション

そもそもTCSとは
- チューブレス化のメリット
TCS 2.0リムとは
TCS 2.0リム国内ラインアップ

そもそもTCSとは

WTBが提唱するTubeless Compatible Systemの略称です。

リム、タイヤがチューブを入れるチューブドでも、チューブを入れないチューブレスでも使えることを意味します。

WTB以外のメーカーではTubeless Ready(TLR)やTubeless Easy(TE)など様々な名称で呼ばれており基本構造は近いものの、タイヤビードやリムフック形状にそれぞれ工夫を凝らした設計がなされています。

TCSタイヤをチューブレスで使うにはTCSリム、TCSリムテープ、TCSバルブ、シーラントが必要となります。

チューブレス化のメリット

･軽量化が可能

チューブが無い分軽量になります。

注入するシーラントの重量を際し引いても軽量化が可能です。

･リム打ちパンクが起きない

チューブが無いので構造上チューブのリム打ちパンクが起きません。

･グリップ感、クッション感が増す

軽量化やリム打ちパンク減少に目が行きがちですが、チューブレス化最大のメリットは実はこちらです。

チューブが無いのでタイヤケーシングが持つ本来のしなやかさが発揮され、グリップ感が増したり、クッション感が増したりします。

一度チューブレスを体験すると多くの方がチューブドに戻れないのはこの特性がやみつきになるからです。

TCS 2.0リムとは

WTBリムのTCS(Tubeless Compatible System)リムが進化したのがTCS 2.0リムです。

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リム形状の変化

タイヤビードがリムに勘合するフックと言われる部分の形状が進化し、タイヤとリムの勘合がより強くなりました。強い衝撃を受けてもタイヤが外れたり、ビードのズレによってエアがリークするのを防いでくれます。

またセンター部は内側に窪んだ形状になり、リム構造に縦のボリューム感が増すことによってリム強度が向上しています。

ソリッドストリップの装着

センター部の凹みにフィットするソリッドストリップの装着が必要です。

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　WTBのTCSリムに限らず従来の他社のチューブレスレディ(以下TLR)ホイールのエアリークの原因としてニップルホールとチューブレステープの接触部に小さな穴が開き、そこからエアがリークするというものがありました。TCS 2.0ではストリップが間に入りますのでリムテープの痛みによるエアリークが防げます。

　またソリッドストリップは凹み部にジャストフィットしますのでリムテープ貼り付け面が平面に近づき、リムテープが貼り付けやすくなります。リムテープが貼り付けやすいということは、従来のTLRリムで発生しがちであった、リムテープの貼り付けミスによって発生したシワからエアがリークするのを防げます。

　またニップルが飛ぶほどの衝撃をホイールが受けた場合にもリムテープとニップルの間にソリッドストリップがあることによりリムテープの損傷を防げます。

ソリッドストリップはTCS 2.0リムに付属します。

(単品販売分は2019年2月現在準備中です。)

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